この記事で分かること
- 塚本郵便逓送に任せられる業務が、入荷から出荷まで6工程の内訳付きで分かります
- Shopify・ロジレス・Amazon・楽天と、どの層で連携できるかが分かります
- ギフト・三温度帯・低ロットなど5タイプの商材適合が表で分かります
- 料金記載がない中で、見積もりに何を伝えるべきかが3点セットで分かります
月100件を超えたあたりから夜のリビングが段ボールで埋まり、梱包を終えると日付が変わっている——そんな状態で「発送代行 富山」と検索した方は少なくないはずです。
富山県高岡市の塚本郵便逓送株式会社に、何をどこまで任せられるのか——この記事はその答えを、公式サイトで確認できた事実だけで整理したものです。委託範囲・システム連携・商材適合・配送体制・費用の聞き方という5つの確認点で、問い合わせの一歩手前まで具体的に示します。
執筆したのは、全国の倉庫情報を集めて検索できる形にしているぱんどらサーチの編集チームです。2026年8月に同社公式サイトを実際に確認し、その範囲で記述しています。

塚本郵便逓送に発送代行はどこまで任せられる?
塚本郵便逓送の発送代行は、入荷・検品・保管・ピッキング・梱包・出荷の6工程を一括で受託する構成だと公式サイトに記載されています。
「どこまで頼めるか分からない」という迷いに対する答えは、「商品が倉庫に届いてからお客様に発送されるまで全部」です。月数十件を自分で梱包している段階でも、月数千件で現委託先からの乗り換えを考える段階でも、検討の出発点はこの委託範囲の確認になります。
6工程は、それぞれ何を指すのか
工程名だけでは実務のイメージが湧きにくいため、1行ずつ噛み砕くと次のとおりです。
- 入荷: 仕入先や工場から届いた商品を倉庫が受け取ります
- 検品: 数量と状態を確認し、不良や数違いを入口で止めます
- 保管: 商品を棚やスペースで預かります
- ピッキング: 注文ごとに棚から商品を集めます
- 梱包: 箱詰めと緩衝材の処理をします
- 出荷: 配送会社に引き渡します
この6工程を別々の会社に分けると、会社間の連絡と在庫の受け渡しが事業者の仕事になります。一括受託なら、受注後の実務はほぼ手離れする構図です。
任せた後の1日を想像してみてください。朝に受注を確認したら、出荷指示は連携経由で倉庫に流れ、夕方には出荷が済んでいます。夜の梱包時間がゼロになる代わりに、その時間を商品ページの改善や新商品の企画に回せる、というのが委託の本質的な効果です。
D2C・P2C特化を公式に掲げる会社
同社は1957年設立、郵便物輸送を祖業とする老舗で、現在はEC物流・D2C(=メーカーやブランドが自分でお客様に直接販売する形態)特化の倉庫サービスを掲げています。
P2C(=個人発ブランドの直販)も対象に含まれます。つまり大口の企業間輸送ではなく、1件ずつの小口出荷を積み重ねるECの現場を前提にした設計です。
一方、受注管理・顧客対応・商品企画は事業者側に残ります。「物流だけを切り出して渡す」という線引きを理解しておくと、問い合わせ時の会話がかみ合います。返品が届いた時の扱いや、チラシなど同梱物の管理をどこまで頼めるかは公式サイトに記載がないため、自社で発生頻度が高いなら問い合わせ時の確認項目に加えておくのが安全です。

Shopifyやロジレスと、どうつながるのか?
月1,000件を超える規模で乗り換えを考える段階なら、確認すべきはシステム連携です。公式サイトでは3つの層の連携が示されています。逆に言えば、どの層ともつながらない体制のままだと、注文の書き出しと手入力が毎日続きます。
1つ目はカート連携で、Shopify等が対象です。注文情報が倉庫側に流れる連携が組めれば、注文一覧を書き出して倉庫にメールで送る、という毎日の手作業が要らなくなります。
2つ目はWMS(=倉庫内の在庫と作業を管理するシステム)連携で、ロジレス等が挙げられています。既にロジレスで受注と在庫を回している事業者にとって、運用を変えずに倉庫だけ切り替えられるかを左右する項目です。
3つ目はモールで、Amazon・楽天の連携サポートが記載されています。自社サイトとモールの複数販路を1つの倉庫でまとめたい場合の受け皿になります。販路ごとに在庫を割り振って別々に管理する運用は、どちらかで売り越しが起きやすく、倉庫を1つに集約する動機そのものだからです。
「まだShopifyも入れていない」という段階なら、連携の話は後回しで構いません。手作業の出荷指示から始めて、件数が増えた時点で連携に切り替える道もあるため、現在の販売方法をそのまま伝えるところから始まります。
注意点は、公式サイトの表記が「Shopify等」「ロジレス等」となっていることです。自社で使っているカートやWMSが対象に含まれるかは、問い合わせ時に名指しで確認するのが確実でしょう。いま使っているツールの名前と月間件数をセットで伝えれば、できる・できないの答えが最短で返ってきます。

ギフトや冷凍品、月数十件の小ロットでも受けてもらえる?
「うちの商材は断られるのでは」という不安は、商材タイプ別に公式記載を確認すれば解消できます。同社が受付対象として挙げるのは三温度帯(常温・冷蔵・冷凍)、大型商品、定期通販(サブスクEC)、低ロットです。
ギフトについては、ラッピング・封入・セット組を含む流通加工(=商品を売れる状態に整える倉庫内の加工作業)が明記されています。のし紙やメッセージカードが売上を左右するギフト業態にとって、外注可否を分ける項目です。
冷蔵・冷凍を含む食品ECなら、三温度帯を1社で預けられる意味は大きいでしょう。温度帯ごとに倉庫を分けると、在庫確認も出荷指示も2重になります。
品質管理の水準を推し量る材料は、医薬品・高度医療機器の取扱い実績の記載です。温度や記録の管理が厳格な商材を扱ってきた体制は、食品や化粧品を預ける側にも判断材料になります。SKU(=在庫管理上の最小単位。色・サイズ違いは別SKUと数えます)が多い商材ほど、検品と保管の手間はその分増えます。
公式サイトで確認できた対応範囲を、商材タイプ別に整理した表です。
| 商材・業態 | 公式記載の対応 | 伝えると早い情報 |
|---|---|---|
| 常温の雑貨・服飾 | 低ロット受付 | 月間出荷件数 |
| 冷蔵・冷凍の食品 | 三温度帯対応 | 温度帯別のSKU数 |
| ギフト中心 | ラッピング・封入 | 繁忙期の出荷数 |
| 大型商品 | 受付あり | サイズと重量 |
| 定期通販 | サブスクEC対応 | 同梱と発送周期 |
5タイプのどれに当てはまるかで、伝える情報が変わります。複数に当てはまるなら、出荷量の多い商材から順に伝えると見積もりがぶれません。
たとえば冷凍のスイーツと常温の焼き菓子を1つのブランドで売っているなら、「常温と冷凍が半々」ではなく、温度帯別のSKU数と月間出荷件数まで分けて伝えるのが正確な見積もりへの近道です。定期通販なら、初回と2回目以降で同梱物が変わるかどうかも、作業の中身を左右する情報になります。
低ロットの下限件数や大型商品のサイズ上限といった細かい線は、公式サイトに記載がありません。「月30件の化粧箱入り食品、常温と冷蔵が半々」のように具体で聞くのが早道です。

富山発で、全国のお客様への配送は間に合うのか?
「富山って、東京や大阪のお客様に遅れないの?」という疑問には、公式記載と地理の2つの面から答えられます。
まず公式サイトには、全国翌日配送への対応が明記されています。配送チャネルは佐川急便・ヤマト運輸・日本郵便の3社を最適化するとあり、商品サイズや届け先に応じて3社を使い分ける前提の構成です。ただし、出荷の締め時間や一部地域の扱いは公式サイトに記載がありません。
記載がない項目は、聞き方を具体的にするほど答えが早く返ります。「15時までの受注分は当日出荷になりますか。当日出荷の締め時間は何時ですか」「北海道・沖縄・離島への翌日配送は対象に含まれますか」——この2問を見積もり依頼の文面にそのまま入れておけば、自社の受注締め時間と突き合わせた判断が最初の返信でできます。
地理の面では、富山県は北陸自動車道・東海北陸自動車道で関東・中京・関西のいずれへも高速道路で接続でき、国際拠点港湾の伏木富山港で輸入品の入荷を港の近くで受ける選択肢も取れる立地です。医薬品産業の集積地として厳格な管理品質が求められる物流の土壌があることに加え、ドライバーの労働時間規制が強まった2024年問題以降は、都市圏一極の拠点を分散させ地元の港を活用する動きの受け皿にもなっています。
母の日やお歳暮で出荷が平常月から大きく跳ねるギフト業態では、翌日配送の体制に加えて、繁忙期の出荷計画を事前に共有できるかが効いてきます。山をいつ、どれくらいの規模で迎えるかを先に伝えておくのが、遅延を防ぐ実務の型です。繁忙期対応の可否と条件は、見積もり時に文面で残しておくと後の行き違いを防げます。

委託範囲・連携・商材・配送まで目星がついたら、次は候補を横に並べる段階です。
▶ 富山県の倉庫を一覧で比較する
費用はどう決まる? 問い合わせ前に整理する3点
最初に正直に書きます。塚本郵便逓送の料金は公式サイトに記載がなく、金額は問い合わせでしか分かりません。相場を断定できる情報がない以上、確かめ方から逆算するのが誠実な道筋です。
それでも判断は前に進められます。EC物流の費用は一般に、保管料などの固定費と、出荷1件ごとに発生する作業料・配送料・資材費という変動費の組み合わせで決まるためです。構造を知っていれば、提示された見積もりのどこを比べるべきかが見えます。
| 費用の種類 | 中身の例 | 性質 |
|---|---|---|
| 保管料 | 棚・スペース利用 | 固定費寄り |
| 作業料 | 検品・梱包・出荷 | 出荷数に連動 |
| 配送料 | 宅配便の運賃 | 出荷数に連動 |
出荷が少ない月でも保管料は残り、出荷が伸びる月は変動費が主役になります。自社の平常月とピーク月の両方で総額を試算するのが比較の基本です。
問い合わせ前に整理する情報は、①平常月とピーク月に分けた月間出荷件数、②SKU数と温度帯の内訳、③ギフト比率と流通加工の希望——この3点です。3点が揃った問い合わせは、見積もりの往復が減ります。
比較の落とし穴も知っておくと安全です。段ボールや緩衝材などの資材費を作業料に含める会社と別建てにする会社があり、システム利用料の有無も分かれます。項目単価の安さだけを見ると、総額では逆転していたという結果になりがちです。
だからこそ、会社ごとに切り方が違う料金項目をそのまま見比べるのではなく、最後は「出荷1件あたりの総額」に換算して並べるのが揃え方の軸になります。平常月とピーク月の2パターンで総額を出してもらえば、繁忙期に費用が跳ねる構造かどうかも見えます。
候補はどう広げる? 比較と移管の進め方
富山県内で候補を並べる
1社の話だけで決めると、提示された条件が高いのか安いのか判断できません。富山県内には通販物流を掲げる会社がほかにも複数あり、ぱんどらサーチには県内の倉庫が登録されています。
富山県トラック 富山東物流センター(本社)
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八島倉庫 本社営業倉庫(射水)
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リッチェル物流 水橋倉庫(本社)
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県内の複数社を選び方の軸つきで比較したのが、富山県のEC対応倉庫を比較した記事です。塚本郵便逓送を本命にする場合も、同条件の相見積もりが2〜3社あると交渉の土台が締まります。
移管・立ち上げの一般的な流れ
委託先が決まってからの流れは、一般に次の順で進みます。
- 現状の出荷データと在庫の整理
- 見積もりと契約
- カートやWMSの連携設定
- 在庫の移動
- テスト出荷を経て切り替え
自社サイトを止めずに進めるには、繁忙期を外した移管時期の設定が定石です。
つまずきやすいのは、手元の在庫数と帳簿上の数が合わないまま在庫を移すケースです。移動前にひと通り棚卸しをして数を確定させておくと、移管直後の「在庫はあるのに売り越した」というトラブルを避けられます。
連携設定や在庫移動の具体的な段取りは会社ごとに違うため、問い合わせの段階で「移管の標準的な流れと期間」を聞いておくと、切り替え時期から逆算した計画が立てられます。

まとめ
塚本郵便逓送は、入荷から出荷まで6工程の一括受託、ラッピング・封入・セット組を含む流通加工、Shopify等・ロジレス等との連携、三温度帯・低ロットの受付を公式に掲げる富山県高岡市の発送代行会社です。料金は公式サイトに記載がないため、条件を整えて問い合わせるのが唯一の確かめ方になります。
明日やることは3つです。
- 平常月とピーク月の出荷件数、SKU数と温度帯、ギフト比率をメモ1枚に整理する
- 塚本郵便逓送の公式サイトから、そのメモの条件をそのまま伝えて問い合わせる
- 富山県内の倉庫2〜3社にも同じ条件で見積もりを取り、同じ土俵で金額を比べる
条件メモさえ作れば、金額の計算は各社がやってくれます。梱包に充てていた夜の時間を商品づくりに返す、その第一歩です。
条件が整理できたら、比較の土台づくりから始められます
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